慢性腎不全(まんせいじんふぜん)の症状が進行し、腎臓の機能が一定以下に落ちると、人工透析(じんこうとうせき)治療を受ける必要に迫られます。
人工透析治療は、最近、めざましく発展し、適切な管理を続けていくことで健康な人とほとんど変わらない生活を送れる可能性もあります。
ただし、それはあくまでも「適切な管理」があってのことです。しかも人工透析は、通常、週に2~3回、それも半永久的に続くのです。
透析療法には、「在宅腹膜透析(ざいたくふくまくとうせき)(CAPD)」と言って、患者さん自身の腹膜を透析膜として利用する方法もあります。
在宅透析法として健康保健でも認められています。この場合は、2~3週間に1回の通院ですみますが、それでも負担が大きいことに変わりはありません。
また、この方法は、自己管理が不十分な人や、手や目の不自由な人などは難しいことがあります。
腎臓移植が成功して、人工透析、透析合併症から解放される場合もありますが、それでも日常の管理、注意を継続する必要があります。
腎臓病というのは、治癒はおろか、進行を食い止めるのも非常に大変な病気なのです。
透析を受けている患者さんはどのようなことを注意して生活していったらいいのでしょうか?
基本的には、透析を受けていても仕事やスポーツ、など健康な人とほぼ変わりない日常生活を送ることができます。
仕事で出張したり、旅行をしたり、旅先で透析センターに連絡することができれば可能です。
ただし、食事、水分、塩分は制限されます。また、何らかの疾患で薬の処方をうける場合は、透析を受けていることを担当医師に伝える必要があります。