一次、二次ネフローゼ症候群

代表的な腎臓病のひとつ、ネフローゼ症候群は、腎糸球体(じんしきゅうたい)が免疫または代謝異常によって損なわれ、基底膜(きていまく)に異常が起き、そこから多量の血清たんぱくが漏れ出したことによって、尿、さらに体外へ排出されて起きる病気です。

ネフローゼ症候群は、糸球体(しきゅうたい)の異常の起り方の違いから、一次性ネフローゼ症候群と二次性ネフローゼ症候群に分かれます。

●一次性ネフローゼ症候群・・・糸球体そのものの病気によってネフローゼ症候群を示すようになったものです。このタイプの患者さんの腎臓の組織から、大きく次の4つのタイプにわかれます。
1.微小変化型(リポイドネフローゼ)
2.異常硬化型
3.膜型
4.細胞増殖型

●二次性ネフローゼ症候群・・・何らかの全身疾患が原因で、糸球体に障害が及び、それでネフローゼ症候群の症状を示すようになったものです。原因となる疾患は非常に多いですが、主に次のものがあります。
1.糖尿病性腎症(とうにょうびょうせいじんしょう)などの、代謝性疾患(たいしゃせいしっかん)。
2.ループス腎炎(じんえん)などの、膠原病(こうげんびょう)とその類縁疾患。
3.悪性腫瘍(あくせいしゅよう)
4.薬剤や化学物質によるもの。例えば、ヘロイン中毒からネフローゼ症候群となることがあります。
5.感染によるもの。ウイルス感染症など。その他、虫さされなどが原因となることもあります。
6.そのほか、妊娠中毒症(にんしんちゅうどくしょう)や肝硬変(かんこうへん)、エイズなどもネフローゼ症候群の原因となります。

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